とても美しい日

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見たこともない様な美しい夕焼けの日だった。
今でも良く覚えてる。その日、その直前、僕は電話をもらったんだ。
僕は生憎、誘いに乗れなかった。そして直後、友人が死んだ。
なんでもない交差点。
河そいのありふれた堤防の道で。

今日は命日。
腰越の墓にTさんを迎えに行く。
綱島までユーレイになったTさんと一緒に走る。
いつものペースでいつもの道を。最高に気持が良い。

あっと言う間に到着、その現場でTさんにしばしの別れを告げ、
後は一人、泣きながら走った。
「また来年、一緒に走ろうや」

飛ばす、飛ばす。
一人で走るのはつらい。
あの頃の馬鹿、思い出して、そして今。
今日の夕焼けも綺麗だった。

思えば、『はらわた』が煮えくりかえる。
右折禁止の道で右折を仕掛けたド阿呆!くそったれめ!
二児の父を天に召さしめた。
許せない、絶対に許さない。

今でも街を何喰わぬ顔して流してる、人殺し、めが!
僕は許さない。絶対に。